兵庫県立美術館のサイン
- fortycreate

- 10月27日
- 読了時間: 2分
こんにちは。
大阪府八尾市のサインコーディネート事務所フォーティクリエイトです。
今回は兵庫県立美術館へ行ってきましたので、そのサインのご案内です。
「リビング・モダニティ 住まいの実験 1920sー1970s」展。
安藤忠雄氏設計の兵庫県立美術館を訪れるのは初めて。
かわいいカエルのオブジェがお出迎えしてくれます。


このカエル「美かえる」という愛称だそう。
オランダ人アーティスト、フロレンティン・ホフマンさんがデザインしたもの。
FRPの造形物だと思ったけど、空気を送り込んで膨らませているテント生地製です。


施設の名称サインは、ステンレスの切り文字製。
名称サインは遠くからでも視認できるようコントラストをつけて目を引くようにデザインしがちだけど、建物の外壁に馴染んでいて、オシャレで洗練されています。
このあたりの指示は、安藤忠雄氏がされるのでしょうか。

案内サインです。
レイアウトも整然としていてキレイだし、塗装色もいい色あいでした。


ピクトグラムもかわいくて、おしゃれ。
フォントが統一されていないのが気になりますが。


安藤忠雄氏の設計・寄贈により増設されたAndo Galleryも併設されています。
こちらのサインは厚みのあるステンレス製の文字で、ヘアライン仕上げ。
コンクリートを多用する安藤氏にピッタリだと感じました。

青リンゴのオブジェも設置されています。
兵庫県立美術館のサインは、世界的な建築家・安藤忠雄氏によるコンクリート打ちっぱなしの美しい建築に、余計な主張をせず、そっと寄り添っているように感じました。
「リビング・モダニティ 住まいの実験 1920sー1970s」展のサインはこちら。


ファブリック調のグラフィックがいい感じ。


ジャバラのリーフレット。
盛りだくさんな情報量だけど整理されていて読みやすく、温かみのあるデザイン。
フォーティクリエイトとしてもこうした"空間と調和するサインデザイン"を大切にしてきたいと改めて感じました。


